こんにちは、
理系ソムリエのシゲです!
大まかなお酒の種類を紹介して来ましたが、ここで一回まとめることにします!
日本でいうお酒とは、酒税法によって『アルコール分1度以上の飲料』と定められています。
15℃の液体100ml中1mlのエチルアルコールが含まれていれば、アルコール分は1度で『酒』と名乗ることが出来ます。
『酒』は醸造酒、蒸留酒、混成酒の3つに分けられます。
今回はその3つについて、詳しく説明します!
①醸造酒
原料を発酵させて作った酒で、アルコール分はあまり高くないのが特徴です。
ワイン、ビール、日本酒などがこれにあたります。
②蒸留酒(スピリッツ)
醸造酒を蒸留してつくる酒で、アルコール分は高いのが特徴です。
ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ブランデー、焼酎などがこれにあたります。
ジン、ウォッカ、ラム、テキーラを『ホワイトスピリッツ』と呼び、
ウイスキー、ブランデーを『ブラウンスピリッツ』と呼びます。
なお、この6つのスピリッツを『6大スピリッツ』と言います。
③混成酒
醸造酒や蒸留酒に果実、香料、糖類、草根木皮などを混ぜたり、漬けて抽出した酒です。
リキュールとも呼ばれ、梅酒もその一つです。
リキュールとは?
スピリッツ(蒸留酒)に様々な方法によって果実や香草、薬草などの香味や糖蜜などのエキスを配合したものです。
果実を使用したリキュールは色鮮やかで美しく、『液体の宝石』と言われています。
古代ギリシャの医師ヒポクラテスが、ワインに薬草を溶かし込んだ薬酒を作ったのがはじまりと言われています。
現在のようなスピリッツに果実や草木、木の根や皮などの香味成分を加えたリキュールは、中世の錬金術師が作ったのが最初と言われています。
おすすめのリキュールの飲み方5選
①スプモーニ
氷の入ったグラスにカンパリ30ml、グレープフルーツジュース45ml、あとはトニックウォーターでグラスを満たしてかき混ぜれば完成。
女性人気No.1のカクテルで、色も可愛く、ゆっくりと飲めます。
カンパリの苦味と甘味、グレープフルーツの爽やかさがマッチしています。
②レゲエパンチ(ピーチウーロン)
氷の入ったグラスにレモンを搾り入れ、ピーチリキュール30mlに、ウーロン茶でグラスを満たしてかき混ぜれば完成。
炭酸が苦手で甘いカクテルをゆっくり飲みたい女性におすすめ!
宮崎県仙台市発祥のカクテルとも言われ、よく飲む女性がレゲエ好きだったことが由来です。
③カシスソーダ
氷の入ったグラスにレモンを絞り入れ、カシスリキュール30mlに、あとは炭酸水で満たしてかき混ぜれば完成。
甘味の豊かなカシスに、レモンを絞ることによってさっぱりとした味に仕上がります。
カシスリキュールは炭酸水に溶けにくいので、炭酸が飛ばないようにかき混ぜるのがおいしく作るコツです。
④チャイナブルー
氷の入ったグラスにライチリキュール30ml、ブルーキュラソー15ml、グレープフルーツジュース30ml、あとはトニックウォーターでグラスを満たしてかき混ぜれば完成。
チャイナ(china)とは『陶磁器』の意味で、『陶磁器のような青い色』という語源です。
頭文字の『C』を大文字にすると『中国』を意味し、歴史的背景から陶磁器が多かったことから、中国は『China』と呼ばれるようになりました。
ライチ特有の芳香と、柑橘と色から伝わる爽やかさが楽しめます。
⑤グラスホッパー
シェーカーにミントリキュール20ml、カカオリキュール20ml、生クリーム20mlと氷を入れてシェークし、カクテルグラスに注いだら完成。
グラスホッパーとは昆虫の『バッタ』を意味しており、色が似ていることから名付けられました。
アルコール度数は高めで、チョコミントアイスの様な味がするので、デザートカクテルにおすすめです。
まとめ
いかかでしたか?
世の中にあるお酒は、大まかに言うと3つに分類されているのです!
みなさんが今飲んでいるお酒は、どれに分類されていますか?
今宵もあなたに最高の一杯を!