ワイン

シャンパンとは?スパークリングワインとの違いを簡単に説明!

こんにちは、

理系ソムリエのシゲです^_^

みなさんはシャンパンと聞いて何を思い浮かべますか?

お祝いの席、華やかかな夜の光景、特別な日のアイテムなど、人生においてその出番は沢山あると思います。

ではシャンパンとは何ですか?

多くの人は、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインと答えると思います。

今回はそれ以外の部分を掘り下げて、シャンパンの素晴らしさについて一緒に学びましょう!

シャンパンの造り方5つのポイント

シャンパーニュ地方2

16世紀頃から、『シャンパン』という名称は使われていました。

17世紀末頃、技術の向上により現在のスパークリングワインとして確立されました。

18世紀になるとさらに技術が追及され、澱を取り除いたクリアなシャンパンが楽しまれるようになりました。

以降、各国の宮廷を席巻し国王、王妃、貴族、著名人などを魅了してきました。

2015年には、『シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ』として世界遺産に登録されました。

①収穫

シャンパンはシャルドネ、ピノノワール、ムニエの3品種が主流です。

これらのブドウを全て、手摘みによって丁寧に収穫します。

果皮の成分が出ないよう、決められた量だけ丁寧に圧搾します。

②調合

ドンペリニヨン

天候などで毎年収穫状況が異なる為、貯蔵してあった数種類の原酒を用いて、それぞれのブラインドイメージの味に調合します。

これにより、毎年ブレのない品質が実現します。

この技術を生み出したのが、かの有名なドン・ペリニヨンです。

彼は盲目であった替わりに、味覚や嗅覚がずば抜けていたそうです。

③瓶内二次発酵

一次発酵後のワインを瓶詰めし、糖分と酵母を加えて蓋をします。

これにより、糖分がアルコールと天然の炭酸ガスに変化します。

そうすることで、キメの細かい天然の炭酸ガスをワインに含ませることが出来るのです。

④熟成期間

澱とともに寝かせる事により、旨味成分が溶け込んで行きます。

シャンパンは最低15ヶ月の熟成義務がありあります。

収穫年数が表示されたヴィンテージは、3年の熟成義務が設けられています。

熟成後はよりクリアなシャンパンを作る為、澱抜きをします。

『ピュピトル』と呼ばれる特別な台を使い、瓶を倒立状態にして、瓶口に澱を集めて除去します。

この方法を考案したのが、マダム・クリコです。

⑤甘味調整

シャンパンは必ず、甘辛表記をラベルに施します。

表示残糖量
Brut Nature(ブリュット・ナチュール)
Pas Dose(パ・ドゼ)
Dosage Zero(ドサージュ・ゼロ)
3g/ℓ未満
Extra Brut(エクストラ・ブリュット)0~6g/ℓ
Brut(ブリュット)12g/ℓ未満
Extra Dry(エクストラ・ドライ)12~17g/ℓ
Sec(セック)17~32g/ℓ
Demi Sec(ドゥミ・セック)32~50g/ℓ
Doux(ドゥー)50g/ℓ超

みなさんが一番親しみがあるのは、『Brut(ブリュット)』ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

シャンパンが、他のスパークリングワインに比べて手間が掛かっているのがわかりますね。

是非お祝いやプレゼントの場面で使ってみてください。

必ずその場面を華やかにしてくれます!

今宵もあなたに最高の一杯を!

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