こんにちは、
理系ソムリエのシゲです!
みなさんは『オレンジワイン』を聞いた事がありますか?
もちろん、柑橘のオレンジから造ったワインではありません。
白ワインを特殊な製法で造ることによって、液色がオレンジ色になったワインを指します。
今回はオレンジワインについて、一緒に学びましょう。
オレンジワインの造り方
オレンジワインの歴史は古く、8000年前のジョージアまで遡ります。
伝統的な素焼きの壺『クヴェヴリ』を使い、添加物を加えず、野生酵母で造られます。
主要産地のカヘティでは、『マラニ(セラー)』で『サツナヘリ(木製の槽)』で白ブドウを踏み潰します。
この、果汁、果皮、茎、種が一緒になったものを『チャチャ』と言い、『クヴェヴリ』に入れて20〜40日間発酵させます。
果帽が沈むと、石かガラスの蓋をして熟成させます。
これはオレンジワインの前身となった造り方です。
現在では最新の設備を使って造られます。
これを『スキンコンタクト製法』と呼びます。
通常、白ワインは果汁を搾ってから発酵させるのが一般的です。
それに対して、果汁と果皮を一緒に漬け込んだ発酵後に圧搾します。
言わば、『赤ワインと同じ造り方をした白ワイン』です。
こうすることによって果皮に含まれるタンニンが溶出し、酸化防止剤の添加量を減らすことができます。
また、幅広い料理に合わせられるのも特徴の一つとなっています。
オレンジワインの味と料理
色調は黄金から琥珀で、ある程度のタンニンと、アプリコットのようなアロマが楽しめます。
オレンジワインには渋味、苦味がややあるので、春野菜をペアリングするのがお勧めです。
他にはホタルイカ料理、カラスミなどの味がしっかりした海産物。
インド料理や韓国料理にも相性がいいです。
まとめ
いかがでしたか?
赤、白、ロゼワインでも合わない料理に、オレンジワインを合わせてみてはいかかでしょうか!
今宵もあなたに最高の一杯を!
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本場ジョージアのカヘティで造られたオレンジワイン↓