こんにちは、
理系ソムリエのシゲです^_^
みなさんは『メスカル』というお酒を聞いた事ありますか?
テキーラと同じように、現在メキシコで大変人気のある蒸留酒の一つです。
今回はそんなメスカルについて、一緒に学びましょう。
メスカルとは
『メスカル(mezcal)』の語源は『アガベ(metl)』と『加熱した(ixcalli)』に由来し、『加熱したアガベ』を意味しています。
歴史は古く、テキーラも以前は『メスカルワイン』と呼ばれていました。
直火で過熱する為、スモーキーな香りが残るのが特徴です。
メスカルの条件
①9つの州で製造されていること。(オアハカ、ドゥランゴ、サカテカス、タマウリパス、グアナファト、サン・ルイス・ポトシ、ミチョアカン、ゲレロ、プエブラ)
②アルコール度数が35〜55%であること。
③原料はアガベ種を100%使用すること。
クラス
①ブランコ(ホベン)
0〜2ヵ月の樽熟成。
②レポサド
2ヵ月〜1年の樽熟成。
③アネホ(アニェホ)
一年以上の樽熟成。
メスカルとテキーラの違いは3つ
①生産地域の違い
・テキーラは指定地域の5州に対し、メスカルは9州での生産が認められている。
②原料の違い
・テキーラは原料のアガベ種である『アガベアスル』のみを使用しなければならないのに対し、メスカルは『エスパディン』や『トバラ』などの指定産地内の全てのアガベ種が使用可能である。
③作り方の違い
・テキーラは規定範囲内でアガベ種由来でないアルコールの添加が認められているが、メスカルは100%アガベ種由来の原料から作らなければならない。
・テキーラは蒸気での加熱が多いのに対し、メスカルは直火での加熱が多い為、特徴的なスモーキーな香りがある。
・テキーラは大量生産が主流なのに対し、メスカルは手作業による小規模生産が多い。
まとめ
いかがでしたか?
テキーラよりも歴史が古いお酒なんですね。
メスカルはテキーラに比べると、ややアルコール度数が高く、スモーキーな香りが楽しめます。
熟成させてしまうと、その特徴が弱くなってしまうので、『ブランコ』や『ホベン』のクラスが主流となっています。
10月21日はメスカルの日
みんなでメスカルでサルーしましょう^_^
今宵もあなたに最高の一杯を!
史上初!6人の女性により作られたメスカル👇