こんにちは、
理系ソムリエのシゲです^_^
今回はワイン用語の中級編です。
普段よく聞くけど、うなずくだけでよくわからない。
そんな場面はありませんか?
そういった悩みの解決になったら幸いです。
ワイン用語集5選(五十音順)
①アイスワインとは
ブドウを氷結した状態で収穫し、圧搾してできた甘口ワイン。
こうすることで凍った水分以外のブドウエキスを取り出すことができる。
小さいころに、オレンジジュースやスポーツドリンクを凍らせて食べた経験はないだろうか。
この時、0℃で凍る水と、0℃以下で凍るその他エキスが分離し、味にムラができたはずだ。
この現象を利用して、水分を取り除いた濃厚なブドウエキスからなるワインができる。
果実が氷結するまで畑を管理したり、得られる果汁量が少ないなど、価格や希少性が比較的高くなる。
②貴腐ワインとは
貴腐ブドウを使って造られる甘口ワイン。
貴腐ブドウとは、貴腐菌というカビの一種に感染したブドウのこと。
感染したブドウは果皮の組織が破壊され、その後日照りが多く乾燥した気候が続くことで、果実の水分が蒸発していく。
果実は樹上で干しブドウ状態になり、糖分やエキスが凝縮した貴腐ブドウとなる。
貴腐ブドウの育成条件は厳しく、その製造工程にも手間が掛かる為、比較的高価なものが多い。
フォアグラや、クセのあるチーズと合わせるとよい。
③旧世界と新世界とは
旧世界とは、いわゆるヨーロッパ系のワインの事。
ワインの起源には諸説あるが、ジョージアからイタリア、フランスへと伝わる。
他にも、スペイン、ドイツ、ポルトガルなどが挙げられる。
基本的に度数がやさしく、(基準は12.5%)コルク栓が多く使われている。
熟成タイプが数多く存在する。
新世界とはその名の通り、ヨーロッパからワイン作りが伝わり、急成長をしている国の事。
例えばチリ、アメリカ、オーストラリア、NZ、南アフリカ、日本などです。
比較的度数は高めで、スクリューキャップが多く、熟成無しで楽しまれる事が多い。
④シャブリとは
フランスのシャブリ地区で作られたシャルドネの辛口白ワインの事。
シャブリ地区はブルゴーニュの北部に位置しており、土壌は小さな牡蠣の化石を含む石灰岩と泥灰岩です。
この土壌と冷涼な気候で育ったシャルドネの白ワインは、ミネラル豊かで爽やか。
したがって、前菜と合わせる事が多く、最初の一杯で注文される方も多いのです。
私は最初、シャブリはブドウの品種か、会社の名前かと思っていました(笑)
⑤ロバート・パーカーとは
世界で最も影響力のある、元弁護士のワイン評論家。
1947年7月23日、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア生まれ。
パーカーポイント(PP)と呼ばれるワインの100点満点の採点で、価格に囚われない評価姿勢で支持を集めている。
彼のティスティング能力は高く、『神の舌を持つ男』と称えられています。
そのきっかけとなったのが、1982年のボルドー赤のプリムール・ティスティングだ。
他のワイン批評家たちは皆、長期熟成は望めないと手厳しい評価をしました。
ところが彼だけは『世紀の素晴らしいヴィンテージだ』絶賛した。
この年が驚異的なヴィンテージであることを見抜き、その評価が正しかったことから、多くの人を納得させる結果となった。
以降、PPはワイン市場価値に絶大な影響を与えている。
まとめ
いかがでしたか?
みなさんの疑問が一つでも解決出来たら嬉しいです。
今宵もあなたに最高の一杯を!